「熟年婚にメリットはあるの?」
「今更結婚するのにためらいがある」
好きな相手がいるものの、自分やパートナーとの年齢から熟年婚をためらっている人は実は大勢います。
しかし、熟年婚には若いうちの結婚では得られなかったような、たくさんの幸せやメリットが詰まっています。
今回は熟年婚をためらう人の立場になって、熟年婚にはどんなメリットがあるのかということを解説していきます。
熟年婚をためらう理由
世の中の目や、年齢的な事情を理由に熟年婚をためらうカップルは大勢います。
「この年で結婚することで世間にあらぬ注目のされ方をしないだろうか」
「今更子どもを作るわけでもないのに結婚していいのだろうか」
「過去の失敗した結婚生活を繰り返したくない」
そんな風に考えて、相手のことが大切で結婚はしたいものの、なかなか決断できないそうです。
もちろん、自分の気持ちやリスクに目を向けることも大切です。
しかし、現在熟年婚をするカップルが増えていることはご存じでしょうか?
ニュースや新聞で話題になる通り、日本では結婚する人口自体は減っています。
しかし晩婚化が進み、結婚する人たちの割合の中で熟年婚は年々増え続けているのです。
昔と比べ、熟年婚は一般的なこととなってきたと言えるでしょう。
熟年婚のメリット
歳を重ねてからする熟年婚には、若い時の結婚では得られなかったたくさんのメリットがあります。
そのメリットの一部を紹介していきましょう。
お互いに人生経験が豊富
熟年婚をするカップルは、お互いに人生経験を積んでおり、落ち着いたパートナーシップを形成できるでしょう。
精神面では、相手の事を受け入れられる共感性やコミュニケーション能力が身についている人が多いのが特徴です。
お互いに経済的に自立していることも多く、充実した結婚生活を営んでいけるでしょう。
場合によっては、家や車など結婚後に買うものをすでに所有しているケースもあり、若い頃には苦労しがちな、生活の基盤を築きやすいこともメリットです。
価値観の一致
歳を重ねてからする熟年婚は、お互いにしっかりとした価値観を持っているカップルが多く、価値観を共有したり、尊重したりということも容易です。
若い頃は勢いに任せて結婚したあと、価値観の相違からうまくいかなかったということも起こります。
しかし、熟年婚は相手の価値観を理解した上で結婚するという人が多く、良いパートナーシップを築いていけるといわれています。
子育てがない可能性も
熟年婚カップルはすでに子育てを終わらせている可能性もあり、お互いの時間や心にゆとりができることから安定した関係を築きやすいといわれています。
子育てがないので、一緒にデートしたり旅行したりと2人の時間を作れ、いつまでも恋人のような関係が続きます。
どちらかに子どもがいる場合でも、ある程度成長していることも多く、子育てに時間をかけずにすみます。
役割に縛られない
お互いに自立した大人であることから、役割に縛られないパートナーシップを形成できます。
主婦や母親、父親という役割が薄いので、お互いに新鮮な気持ちをいつまでも保ちやすくなるのです。
また、相手にも生活スキルが身についていることも多く、家事や家のことを分担して行えるので、女性に負担が集中するということもありません。
女性側も経済的に自立しているのであれば、家事の負担や家計の負担を支え合えます。
役割に縛られないことで、お互いに本来の人間性を理解しやすくなり、理想のパートナー関係を築けるでしょう。
孤独感が和らぐ
熟年婚をすることで、今漠然と感じている孤独感や、将来のリタイア後の不安を軽減できます。
経済的な面で安心感をもたらしてくれるのはもちろんですが、誰かと残りの人生を共有するという喜びは、他のことには変えられない幸福をもたらしてくれるものです。
人は孤独では生きていけません。これからの人生をともに過ごすパートナーがいることで、より人生が輝きあふれるものになるでしょう。
熟年婚は魅力がたくさん
最近では好きな相手と生活はしているものの、婚姻届を出さないというカップルも誕生しています。
しかし、あえて熟年婚をおすすめしたいと思います。
好きな相手と一緒にいるという事実は同じですが、結婚という契約を結ぶことで心理的な安心感を得られるでしょう。
また、子育てや出世競争などのライフキャリアがひと段落しているのであれば、熟年婚はさらに人生を輝かせてくれます。
一緒にデートや旅行に出かけたり、2人でしかできなかった経験をこれから得られるようになります。
まだまだ長いこれからの人生、ともに歩むパートナーの存在はきっとあなたのことを支えてくれるでしょう。
そして、あなた自身も誰かを支える喜びを得ることができます。
熟年婚にためらっているという人は、ぜひ自分の幸せに目を向けてあげて、これからの人生をより豊かなものにして行ってくださいね。