クリスマスイブといえば恋人達がデートを楽しむ日。でも、50歳でバツイチの女性は、その日もカラオケ店のパート勤務でした。恋愛なんて無縁だと思っていた彼女に奇跡が起きます。この記事では、ある50歳女性に起きた奇跡のようなクリスマス体験談をご紹介していきます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ロスジェネ世代「負け組」の50歳
カラオケ店でパート勤務をしている50歳、バツイチの女です。製菓学校を出てアルバイトとして洋菓子店に勤めた後、サラリーマン男性と25歳で結婚。残念ながら子宝には恵まれず、20年近く専業主婦をした後に夫とは性格の不一致が原因で離婚しました。その後はパートを転々としながら何とか食いつないでいます。
就職氷河期世代でもある私は、非正規でしか働いたことがなく、世間では「負け組」と呼ばれる存在でしょう。不遇な自分の人生を時代のせいにして卑屈になりたくはないですが、キャリアを築けず、子供もいない自分が惨めだと思ってしまうことはあります。
寂しい独り身のおばさんだと世間から思われても、今はそんなことを気にしている暇はありません。生活費を稼ぐためには、パートでも仕事があるだけ幸せだと思いながら、カラオケ店での仕事を頑張っています。
50歳おばさんに奇跡が起こる!
そんな私に奇跡が起こりました。クリスマスイブの日に、しかもパート中に、男性からデートに誘われたのです。相手は、勤務先のカラオケ店に通ってきていたお客さん。週に一回、それも決まって金曜日のお昼にやってくる謎の人物でした。
もう3か月も通ってくれているお客さんでしたが、受付時に会話をすることもなく、私がお部屋にドリンクを運んだ際も、目を合わせることさえありませんでした。人見知りのちょっと変わったお客さんだけど、ちょっと気になる人、そんな印象の方でした。
鼻歌を歌っていたのをいつ見てたの?
その年のクリスマスイブは金曜日でした。いつものようにお昼時間に来店したその男性は、私がドリンクを部屋に届けたとき、ぼそっと話しかけてきました。
「あのう、お仕事中に時々、鼻歌を歌われてますよね?」
苦情を言われていると勘違いし慌てた私は「申し訳ありません」と頭を下げました。
カラオケ店では常に音楽や誰かの歌声が大音量で聞こえている環境なので、時々こっそり鼻歌を歌っていたのは事実でした。お客さんや他のスタッフがいない時にこっそり小声で歌うだけなら誰にもバレないはずだったのですが……
イケメン男性から口説かれてしまいました!
彼「全然いいんですよ。歌ってらっしゃるところを見て、すごく和みましたから」
私「いやいや。仕事中に歌うなんて駄目ですよね。お恥ずかしいです」
彼「実は、ずっとあなたと話してみたいと思っていました」
もしかして、この人に口説かれてる?なんて思いながら
私「ずっとって!いつ頃からですか?」
彼「3ヶ月前くらいでしょうか。仕事の昼休みに、たまたまこのカラオケ店の前を通りかかりまして、ガラス扉の向こうであなたが何やら鼻歌を歌われている様子を偶然お見掛けしました。とても可愛らしい方だなと。それがきっかけで、こちらの店舗に通うようになりまして……」
これが、彼との初めての会話でした。
優しい声のトーンと、くしゃっとした笑顔に好感を持ちました。それによくよく見ると、けっこうイケメン男性なのです。彼に一目惚れされ、私と話したくて来店していたと分かり、心臓がドキドキしていました。
デートに誘われちゃいました!
私「可愛らしいなんておっしゃっていただきましたけど、私もう50歳ですし、美人でもないし、旦那にも離婚されてしまった中年女なんですよ」
照れ隠しで言わなくていいことを自虐的にベラベラ喋っている自分がいました。
彼「それなら僕もバツイチですし、僕だって53歳ですから中年ですよ。あのう、本当に突然で恐縮ですが、もし今晩ご予定が空いているようでしたら、食事でもご一緒にいかがですか?」
きたきたきた!デートに誘われた!頭の中でガッツポーズをとりながらも、冷静さを装いました。
私「仕事が夜8時終わりなので、その後でもよければ、よろしくお願いします」
相手はにっこり微笑んで「ありがとうございます」と言いました。
私はというと、ものすごく照れていましたね。男性にデートに誘われる日が来るなんて、想像もしていませんでしたから、それはもう嬉しくて本当は叫びたいくらいでした。
ドッキドキの初デート
夜8時過ぎにそのお相手と駅ビルで待ち合わせし、高層ビルに入っている居酒屋で、窓越しにクリスマスイルミネーションを眺めながら一杯だけワインを飲み、軽くつまみを食べ、お互いの今までの人生をざっくり紹介し合ったり、90年代に流行った音楽について語ったり、たわいない会話をぽつりぽつりと続けました。
居心地が良いなと思ったのは、きっと私だけではないはずです。「それじゃあ、そろそろ失礼します」と言って解散したのが夜の11時頃。指一本触れることなく、ただ会話を楽しんだだけのさっぱりとした初デートでした。
再びカラオケ店にやってきた彼
また会えるのかな?また会いたいなあ、なんて思っていたら、次の金曜日に彼がカラオケ店に客として現れて……。
いつものように、彼が1人カラオケをしている部屋に私がドリンクを届けると、
彼「この前はありがとうございました。楽しかったですね」
私「はい。すごく楽しかったです。またお会いしたいと思ってました」
彼「また2人で会ってくれますか?」
私「はい、今度はカラオケでも行きませんか。別の店舗の」
そんな流れで、次のデートの約束をしたんです。
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