この記事では、50代以上向けマッチングアプリ「R50Time」で実際にカップルになった方の物語をご紹介していきます。元々はマッチングアプリに乗り気ではなかった50代女性が、妹に強引にマッチングさせられてしまい、男性とやり取りを始め、熱海でのデート、ホテル、そして結ばれるまでのストーリーです。どうぞお楽しみください。
元々マッチングアプリに乗り気ではなかった
妹にしつこく勧められ、仕方なく中高年向けマッチングアプリに登録しました。専業主婦の妹は、バツイチで50過ぎて恋人もいない私が気になって仕方がないようで、色々と口を出してくるのです。
マッチングアプリに登録してはみたものの、全く乗り気ではありませんでした。アプリには数名の男性からメッセージが来ていましたが、返信もしないまま1ヶ月も放置していたくらいです。
妹にしてやられ、一人の男とやり取りを始めることに
妹「マッチングアプリはどうなったの?」
家に遊びにきた妹が興味津々で聞いてきました。
私「ダメダメ。全然良い人いない」
妹「お姉ちゃん、そんな悠長なこと言ってられる年齢じゃないでしょ?」
私「何それ!余計なお世話だよ」
妹「ちょっと、そのアプリ見せてよ」
妹は私の携帯を手に取ると、楽しそうにニヤニヤするばかり。要するに、妹はただの暇人なのです。呆れてキッチンにコーヒーを淹れにいくと、遠くから妹の声がしました。
妹「この55歳の人に、メッセージ代わりに送っといたよ」
驚いてコーヒーをこぼしてしまった私。布巾でこぼれたコーヒーを拭きながら、「嫌だ、何てことするのよ!メッセージ送ったらマッチング成立しちゃうんだから」と慌てました。
妹「お姉ちゃん、重く考え過ぎ!マッチングアプリやる人って、複数の人とメッセージのやり取りするのが当たり前なんだって。せっかくメッセージくれた人がいるんだから、返事くらい送ってあげなよ」
妹が勝手にメッセージを送った相手のプロフィール写真を見てみると、ヨレヨレのTシャツを着た無表情のオジサンの姿。
私「こんな人、全然タイプじゃないのに、どうしてくれるのよ!」
妹「男は見た目じゃないって、前にお姉ちゃん言ってたよね」
確かに男は見た目じゃないと言っていたのは事実でした。結局、またしても妹の強引さに負け、その男性と少しだけやり取りしてみることに。会うことも付き合うことも絶対に無い相手だと思えば、気楽にメッセージも送れました。
熱海の花火大会に誘われてしまった
マッチした男性に、私がビートルズの曲が好きだとメッセージを送ってみると、その男性は私がオススメした曲を聴いてくれて、丁寧な感想をくれました。綺麗な花が咲いていたと言って写真を撮って送ってくれたこともありましたね。「この人見た目はちょっとアレだけど、誠実で良い人かも」と思うようになり、3ヶ月ほどやり取りが続きたある日。
「熱海の花火大会はそれほど混んでいなくて穴場みたいです。一緒に行きませんか?」
アプリにこんなメッセージが届きました。熱海は電車で1時間ちょっとで行ける場所。それに、彼と実際に会って話してみたいという好奇心もありました。それで、思い切って誘いに応じることにしたんです。
爽やかな男性が目の前に!
土曜の午後3時。熱海駅でその男性と初めて会いました。プロフィール写真では微妙な印象でしたが、実際に会ってみると、思いのほか中肉中背の爽やかな中年男性が駅のホームに立っていました。「プロフィール写真のチョイスが悪かっただけなのね」と嬉しくなりました。彼と目が合った瞬間、胸の鼓動が高鳴ったのを覚えています。
「浴衣でいらしたんですね。すごくお綺麗です」
こんな気の利いたこともサラッと言える男性なのです。そうそう。実はこの日、私は浴衣を着て出掛けていました。タンスの奥に何年も眠っていた母から譲り受けた浴衣があり、たまには着てみようと思ったのでした。
心に傷を負った男の告白
まるでデートという雰囲気で男性と歩き出し、駅前の商店街で温泉饅頭を買い、海鮮丼の店に一緒に並び早めの夕食を済ませることになりました。食事中、彼は突然こんなことを言いました。
「僕のこと、気持ち悪いって思いますか?」
「どうしてそんなこと言うんですか?」と驚いて聞くと、「離婚した前の奥さんに毎日言われていました。気持ち悪い。近づかないでって」
彼はそう言って悲しそうに笑っていました。
私達は同じなのだと思いました。私も前の旦那との別れ際に、酷い言葉を言われて傷ついていたのです。
「気持ち悪くなんてないですよ。ヒロアキさんはすごく魅力的な方だと思います」
思わず魅力的なんて言葉を言ってしまい、急に恥ずかしくなりました。「ヒロアキ」というのがこの男性の名前。この時初めて、彼を下の名前で呼んでみたのです。「彼の心の傷を癒してあげたい」、そんな母性なのか恋心なのか、よく分からない感情が芽生えていました。その時の彼は、私の顔をじっと見つめているようでした。妙にドキドキしてしまい、食事を楽しむ余裕なんてありませんでしたよ。
ホテルに誘われ、私、どうする?
彼は、「熱海のビジネスホテルを予約しているので、よかったら部屋から花火を見ませんか?」と提案してきました。「終電には間に合うように駅まで送りますから」と言うのだから、無下に断ることもできません。
「これは誘われているということ? 私、この人と寝られる?」
自問自答しても答えが出ないまま、ホテルの部屋で花火を眺めるはめになり……。
花火の音が聞こえるホテルの部屋で、どれくらい時間が経ったでしょう。「大切にします」と彼が言いました。何と答えたらいいか分からず、「はい」とだけ返事をすると、そのまま浴衣をスルっと脱ぎおろされ……、私達は、結ばれました。
私達の恋の行方
私達の関係は、その後も続いています。
マメにlineに連絡をくれる彼と会う頻度は週に1度くらい。お酒を飲んだり、レトロな商店街で買い物をしたり、時々手を繋いでみたり、そんな年齢ならではの落ち着いたデートを楽しんでいます。「また熱海に1泊旅行しようね」とも言い合っています。
会う度に、「好きです。大切にします」と言う彼。「彼を癒してあげたい」と思う私。こんなにも思い合える相手と出会えたのだから、お節介な妹に感謝するべきなのでしょうね。
この記事に書かれているカップルの方はR50Timeのリアルなユーザーのお話です。もしあなたもパートナーが欲しくなったら、R50Timeはデートのお相手探しに最適です。
R50Timeは中高年特化型のマッチングアプリ。50代以上の方が気軽に利用できるサービスです。
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