57歳になるまで独身生活を謳歌してきました。
彼氏が出来て結婚を意識したこともありますが、人生を決めることは出来ずに美容師として仕事を愛しながら生活を送っています。
そんな私が本気の恋をある方法でするようになり、自分でとても驚いているのでご紹介しようと思います。なんと同じ美容師仲間と一緒にノリでやったマッチングサイトがきっかけなんです。
マッチングサイトは危険なもの?
私の年代の多くは、マッチングサイト=出会い系サイトとして受け取ります。サギが横行していたり危険な目に遭った友人が身近にいたりします。
私は今年で57歳になる美容師。仕事には遣り甲斐を持っており、人生は流されるようにして生きていれば良いことがあると考えています。
恋人がいない歴1年ですが、私本人としては何とも思っていません。いる時はいるし、いない時はいない。だからマッチングサイトを使って、無理に異性と出会うのに違和感を持っているタイプの女なのです。
そんな私がマッチングサイトを使うようになったのは、同じお店で美容師として働く若い子たちとのノリです。今の若い子たちは、マッチングサイトで出会って、デートをしてみて付き合うかどうか決める人も多いようです。
私は「何かあったらどうするの?」「騙されたらいけないよ」と親戚のおばちゃん並みに注意喚起を施します。そんな彼女たちに「一度やってみたら安全なのが分かりますよ」と言われました。
「付き合わなくてもいいし、いい人とマッチングしないかもしれないから、やるだけやってみて欲しい」という大合唱によって、登録などの手助けを経て利用することになったんです。
30代の男性とのやり取り
隣に若い同僚をおき、数人の男性とやり取りをします。最初は年代が同じくらいの男性を選んでやり取りをしていましたが、フィーリングが合わずに「面白くないな」と正直に感想をもらしていました。
ノリで始まったこともあり、「若い男性とお話したらいいじゃないですか」という声で30代半ばの彼とのやり取りが始まりました。
美容師ですから、色々な年代のお客様とお話をさせてもらいますが、マッチングサイトはちょっと違いますね。自分を着飾る必要がないので、本当にフィーリングが合う人を見つけたいと思えます。
彼とのやり取りは年齢を感じさせない内容で、でも私を尊重してくれるような発言もあって居心地が良かったです。彼自身の話もしながら、私にも質問をしてくれて、気遣いが嬉しくてやり取りが自然と続きました。
写真を拝見しているわけですが、若いけれど清潔感があって、「話してみたい」「この人なら一緒に食事にいってもいいかも」と思わせるイメージをお持ちです。
爽やかな男性で女性にもモテるタイプに見えたので、ちょっと心配になりました。なぜマッチングサイトをこのような男性が利用しているのか…と。
詐欺の可能性も否定できないわけですし、若い男性に騙されたなんて恥ずかしくて誰にも言えません。「リアルで女性と出会わないんですか?」と思い切って聞いてみると、彼は男性ばかりの職場にいて、出会いがほぼないそうです。
特殊なお仕事をしているので、それを最初から利用してくれる女性を探すのにマッチングサイトは便利なそうです。「ご迷惑でなければ一度食事でもどうですか?」と声をかけてくれたのは、そんな質問をした日のことでした。
警戒心とトキメキのデート開始
私は彼との食事が決まってもまだ警戒心を解いていません。良い話には裏があるかも、人生経験で学んだこと。しかし、警戒心を持ちながらもトキメキも感じていました。
何度もやり取りをしている間に、彼のこと、私のことを割と話したと思います。聞きたいことも聞きました。お付き合いするかどうかというのは二の次として考え、人として興味を持てるのかと考えました。
彼は人として魅力的、ウンと年齢は下なのですが、一生懸命に生きていて、その理由をはっきりとさせています。若いからこそがむしゃらな部分も好感が持てます。
実際に会った際の第一印象は「好青年」「イメージのまま」でした。声の感じも話すスピードも心地いい感じ。待ち合わせ場所からすぐのところにあるレストランで食事をしながらも、とても気遣ってくれます。
トキメキは異性としてのドキドキに変わったようです。気になるのは、一回り以上年下の彼の気持ちだけです。
本気の恋をありがとう
話をしているとあっという間に時間が経過しました。お互いにあまり気を遣い過ぎずに済んだのは、マッチングサイトでのたくさんのやり取りをしていたから。
彼は「まだ連絡をしたいし会いたいと思うんですがどうでしょうか」と優しい眼差しと共に伝えられた時、「本気で恋を彼にしよう」と決めました。
これからどうなるのか分かりませんが、彼も私を異性として見てくれています。本気の恋をするきっかけ作りにマッチングサイトはアリですよ。そして、年齢にこだわりを持たない方が本気の恋が出来るかもしれませんね。