定年が近づいて
若い頃に結婚して、数年で離婚した経験があります。でも大昔の話なので、自分が結婚していたなんてほとんど忘れています。子供もいません。
それ以来、独り身で気楽にやってきましたが、定年が近づくにつれ、老後の生活を考えるようになりました。一人は寂しいだろうと感じ始めたのです。私は社交的なタイプではなく、外出も多くありません。朝から晩まで誰とも会わない、話さない。そんな生活が容易に想像できました。
恋愛の仕方を思い出せない
それで今さらですが、一緒に暮らしてくれる伴侶が欲しいと思い始めたのです。しかしどうやって見つけたらいいのやら・・・。悩みました。
もともと、恋愛が上手ではないんです。昔からプラモデルをいじっているのが好きなオタクタイプ。振り返ると、過去どうやって妻を獲得して結婚まで持って行ったのか謎ですね。どうしたんでしょうね・・・。一緒に映画に行ったのは覚えていますが・・・。あの時は若く、私にも無鉄砲な勇気があったということなのでしょうか?
プライドを傷つけられたくない病
それに、私を受け入れてくれる女性がいるのか自信がありませんでした。若いうちなら、自分を変えよう、もっと成長させようと頑張れたかもしれません。転職したり、悪い癖を直したり。
でも50歳を過ぎた男には難しいことです。今の自分を拒否されたら、もうどうにもなりません。今までの人生をなかったことにはできませんよね。自分の生き方を採点されるような気がして、それも相手探しをためらう理由でした。怖いじゃないですか・・・。
そんなことをごちゃこちゃと考えて、何もできない日が続きました。
驚かされた、同僚の再婚
そんな折、驚きのニュースが飛び込んできました。私より数期下の同僚が再婚をしたのです。20年連れ添った奥さんと、理由は分かりませんが離婚をしたことは知っていました。それからまだ2年経っていないのに、もう再婚です。
飲みの席で、冷やかし半分まじめ半分に話を聞くと、「プロの手を借りた」とあっさり認めました。結婚相談所や紹介所?の類にお金を払って相手を探したらしいのです。正直「そこまでして」と思いました。「だって、こんな生活じゃ相手なんてみつけられないでしょ」と随分さっぱりしています。
奥さんは40代前半で「夫婦で妊活してる」と言うではありませんか。あっけに取られました。
さらに私を打ちのめしたのは、彼が私の目から見てそんなにいい男じゃないことです。人のことが言える立場じゃないのは重々承知していますが、見た目は普通に小太り気味で、給料だってたかが知れていますし、性格も少々アクが強いというか。それでも幸せを掴んだ姿は、私を刺激しました。
自分にもできると奮起
遅ればせながら、私も相談所に登録したり、個人で紹介業をしている女性に会いに行ったりと、相手探しのために動き始めました。
相談所はシステムを使いこなすのに、少し手間取りました。慣れれば便利だと思います。
私の場合は、紹介業の女性がしっくりきました。写真やプロフィールのアドバイスを細かく指導してくれて助かりましたし、他の男性の失敗例を教えてくれたり、私の首をかしげる癖を鏡の前で直してくれたりして、親切丁寧に面倒をみてくれました。一人でやるよりも、お金もかかりますし、恥ずかしいのですが、助言者がいたほうがいいと思います。
紹介された女性
そしてある日、「ぴったりの人がいる」と言われ、53歳の女性を紹介されました。私と同じく離婚歴のある人で、実年齢より若く見えました。
ランチや彼女の希望で水族館や動物カフェめぐり、私の趣味である鉄道関係のイベントなどに行ってデートを重ねました。分かったのは、彼女は動物が好きだということ。また私の趣味を馬鹿にしないで、受け入れてくれる人だということです。
そして「どうして相手を探しているのか」「どんな人を望んでいるのか」「これからどんな生活をしたいのか」一つ一つ、お互いの考えを共有していきました。会話は本当に大切ですね。
未来がイメージできた瞬間
印象的だったのは、「犬を一度でいいから飼ってみたい」と言っていたことです。「子供の頃から飼ってみたかったけど、親がダメ、アパートだからダメ、面倒を見る人がいないからダメ、お金かかるからダメ、なんだかんだ先延ばしにして50歳超えてしまいました(笑)」と言ったのが面白かったです。けっこう共感しました。人生の中で何度も「したい」と望むのに毎回「やっぱりやめよう」と脇に置いてきたことが、私にもたくさんあったからです。
そして、彼女と犬の散歩をしている未来像がはっきりとイメージできました。とてもいいと思いました。
7回目のデートでプロポーズ
週に1,2回のペースで会っていたので、出会ってから2か月以内のプロポーズでした。彼女は快く受け入れてくれました。私の自宅は賃貸のアパートなので、ペット可のマンションに引っ越すつもりです。彼女には「室内犬でもいいでしょうか?」とたずねてOKをもらいました(笑)。
自分にはまるピースを探して
実は彼女を紹介される前に、何度かお断りをされました。理由はそれぞれで「お話が合わないと思いました」など、無難なことを言われます。本当の理由は分からないですね。とにかく会って話してみないと何も分かりませんし、変わりません。
でもあきらめずに探し続けて良かったと思います。年齢は関係ありませんね。男女の出逢いはパズルみたいなもので、自分の形を変えられないけれど、必ずピタリとはまるピースはどこかに転がっているのだと思いました。頑張って探して良かったと思います。
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