どうして私は諦めていたのでしょうか。「運命の人なんていない」「私はきっと最後は一人」と思い込んでいた過去。
でも、50歳になった今だからあの人に出会えたのかもしれませんし、こんなにもこれからに期待しているのかもしれません。生涯のパートナーを求めると決めたら引き寄せられるようにして彼との縁が紡がれました。
独身仲間の結婚式
ずっと一緒に独身で過ごすと思っていた友人が結婚しました。しかも、40代後半で割と派手めな結婚式をして幸せそうに披露しました。
「この年になって恥ずかしい」と聞いた時は思いましたが、実際に参加をすると彼女はとても綺麗で、愛する人に愛されるとあんな幸せそうな表情になるんだと改めて思いました。
私の周りには仕事をバリバリしていたり、実家が資産家ということもあったりして独身を謳歌している女性はたくさんいます。だから、仲の良い友人が結婚をして「寂しい」ということはありません。
ただ、生涯のパートナーを私は探そうとしたことがあるのか？と疑問が沸いてきました。今まで恋愛はして来ましたがいつもお互いを信じられなくなって別れるなど、「やっぱり続かない」という結果になります。
運命の人は私にはいない、このまま一人で生活をしていくものだと思い込んでいました。「生涯のパートナーを探してから結論を出してみてもいいかも」「だって私を笑顔にしてくれる男性がいるかもしれないから」という気持ちになってきました。
人生を本気で考える私が決めたこと
友人の結婚式から数日間、本気で考えてみました。私の人生について。このまま一人でも不幸だとは思いません。やりたいことをやれていますし、特に老後に不安があるわけでもありません。
50歳になるまでの経験と努力の積み重ねで、安心して暮らす術は身につけているつもりです。でも、やっぱり友人の幸せそうな顔が忘れられません。「私も！」と考えているのなら行動しない選択肢はない私。
生涯のパートナーを見つけるためにはまだ一度もやったことのない婚活に挑戦。幸い、婚活をして結婚をした友人がいましたので相談に向かいました。
数年ぶりに会う彼女は、小学生にもうすぐなるお子さんを育てているので短時間で相談に乗ってもらいました。「パーティーに行くのもアリだし、お見合いみたいなシステムを利用するものいいよ」と仕組みを教えてくれました。
私はフィーリングを以前から恋愛には大事にするタイプ。いくら条件が良くてもフィーリングが合わなければ一緒にいて楽しくなんてありません。婚活パーティーにいくつか申し込み、決して焦らずに楽しむつもりで取り組むことにしました。
婚活パーティーに行くようになった3回目、ついに生涯のパートナーになるかもしれない男性に出会いました。
生涯のパートナーは待っていてくれた！
その方とは最初から話が弾む感じがしました。自己紹介をしている時から、興味を示してくれている姿勢が嬉しくて「仲良くなれそう」と私は期待しました。
年齢は私と変わらず同年代、離婚経験があるそうです。元奥さんとは性格の不一致での離婚、私と同じように生涯のパートナーを見つけようとしている男性です。
「恋愛もいいけれど、サポートし合えるような関係を目指している」という言葉に大きく頷きます。私も50歳、ドキドキした恋愛をしたとしても、嫉妬に狂ったり、会えなくて涙が溢れたりするようなことはないでしょう。
落ち着いて大人の付き合いをし、可能ならば家族になって、穏やかに仲良く生活を送りたいと思っています。私の探している生涯のパートナーは、熱烈に愛し合うというよりも、お互いを信じあって、居心地の良い空間を与え合う関係です。
彼も私のそんな考えを理解してくれました。「どうなるか分かりませんが、二人で今度は会ってお食事でもどうですか？」と誘われた時はさすがにドキドキしましたが…
今だから意味のあるトキメキの恋愛
友人の結婚がきっかけとなって生涯のパートナーを探すようになり、価値観が同じ男性と出会える奇跡を果たしました。これが20年前なら、彼と分かりあえていなかったはずです。
この年齢になり、様々な経験をし、今ここで孤独は寂しいかも、運命の相手はいるかもと気づいたからこそのトキメキの恋愛に繋がったと思います。
彼も仕事は忙しい人、それを理解してくれる女性でなければ特別な関係にはなれないでしょう。若い女性は素敵ですが、なかなか彼を理解するのは難しい、私だからこれから一緒にいられるんだと思います。
まだまだこれからの恋愛ですが、今までのような焦りはありません。
時間や流れに流されるようにしたいと思っています。連絡が来ると嬉しい気持ちになりますが、これは新しい出会いにこれからの未来を期待しての感情。
私の気持ちも彼の気持ちもお互いが決めてしまわないように、確認をしながら関係を進展させられたらいいなと思っています。
