結婚で中断したキャリア
55歳で離婚した元専業主婦です。結婚前はアパレルメーカーで売り子をしていました。売り子と言ってもただ販売しているだけじゃなくて、売上目標を達成しながらお店を回す立場。キャリアの最後はアンテナショップ(重要なお店)の店長を任されてました。
仕事は大好きだったし続けたかったけど、結婚した夫が転勤族だったんです。だから「どこでも仕事はできる」「パートだって立派な働き手」と自分で自分に言い聞かせて、家庭に入りました。
子育てが一段落してからパートに出ましたが、転妻(転勤族の妻)だったので長く続けられなくて。点、点、のキャリアがつながらない人生を30年近く過ごすことになりました。
私の挑戦を見下すモラハラ夫
辛かったのは夫の理解がない態度です。
私はなんとか自分の仕事がしたくて、在宅で稼げると評判の副業にたくさんチャレンジしました。夫はそれを冷ややかな目で、「お前の仕事は全部遊び」「金を簡単に稼げると思ってる」「うまくいくわけない」「時間と金と労力の無駄だってこと、まだ分かんないの?」と毒を吐きまくって。思い出すだけでも腹が立ちます。
すごく傷つきました。そして「いつか、見てろよ」と思っていました。
離婚したい、という気持ちが抑えられなくなった
ありきたりですけど、子どもがいたので結婚生活を続けました。でも子どもが社会人になると、私も肩の荷が下りて。スルーしてきた夫の失礼極まりない発言の数々に我慢できない、というか、我慢したくない!という気持ちが強くなったんです。
いろいろ考えましたよ。この先夫が退職したら、ずっと偉そうな発言を聞かなきゃならないの?とか、やり直すなら今が一番若いんだよ?まだ50代だよ?とか。人生やり残したことがたくさんあるんじゃないの??とかとか・・・。
一人でぐるぐる考えた結果、「離婚」という選択に辿り着きました。
お金とやりたい事のはざまで
それで離婚して、自活しなくてはならなくなりました。
仕事は子どもが高校生くらいから、保険会社でフルタイムの事務をしていました。でも本当はアパレルの仕事がやりたかったんです。
40歳くらいまでは、昔取った杵柄で、パートも洋服の販売員でした。でも44、5歳くらいから採用されなくなって。アパレルって若い人が多い業界ですから。求人にはっきりと「45歳くらいまで。若年層育成のため」って書いてあることも。年齢制限の記載がなくても若い方が有利。そりゃあ、そうですよね・・・。
独身で自分を養っているからには、お金は大事。保険の仕事は安定していました。でも「アパレルの仕事がしたい」という気持ちが忘れられなかったんです。
物販にチャレンジ
洋服を売っていたくらいだから、もちろん自分でも大好きです。フリマや青空マーケットで掘り出し物を探しだすのも楽しいし、ebayなど海外のショッピングサイトを使って個人輸入だってしちゃいますよ。一度やり方を覚えるとハマります(笑)。
それで時々「このお洋服がこの価格で?」みたいな掘り出し物があったときは、メルカリで売っていたんです。転売ですね。
最初はお小遣い稼ぎ。でも手ごたえを感じて「これで食べれるようにならないかなあ」と思い始めました。
物販スクールに入会
一人で試行錯誤していましたが、売上がなかなか伸びなくて。ここはやはり、教えてもらうのが近道だ!とプロのコンサルを受けることにしました。もちろん大金がかかります。50万円払いました。こんな大きな買い物をしたのは初めてです。
先生はメルカリやヤフオクみたいな大手のプラットフォームだと価格競争に巻き込まれるので、しっかりした自分のブランドとファンを育てよう、というビジネスモデルを提唱していました。ご自身も海外から輸入したハンドメイドのワンピースでファン化に成功した人。先生のネットショップは毎月完売なんです。
私もこんなお店を持ちたいと思いました。
外国製リネンのワンピースでチャンスをつかんだ!
何を売るのか迷いましたが、やっぱり自分が好きなお洋服で勝負したいと思って、ライバルが少なく、私でも参入できる商材を探しました。
いくつかチャレンジしましたよ。インド綿のワンピースとか、カンタキルトとか。ライバルがすごくてやめましたが・・・。
そしてある時、自分が欲しい!と思う東欧リネンのワンピースに出会ったんです。運命の出会いでした。すぐにメッセージを送ってまず自分で購入。品質を確かめてから、何枚かまとめて購入するから値引きをしてくれないかと交渉しました。やりとりは全て英語。翻訳機能を駆使してやり切りました。
自分のネットショップをオープン!
最初はメルカリとヤフオク、インスタグラムで販売していたんです。特にインスタグラムには可能性を感じました。勇気をふり絞ってインスタライブをしましたよ。インスタライブ、ご存じでしょうか。ショップチャンネルみたいにその場で見に来てくれた人に売るんです。
そうやってアカウントを育て、ファンがついたころに自分のネットショップをオープン。お店を構えると信用が増すのか、あちこちから「今度の催事に期間限定で出店しませんか」「××のマルシェに参加しませんか」と声がかかるようになって。
アカウントもお店もまだまだ発展途上ですが、着実に成長しています。因みに最高月商は22万円です。
物販スクールで出会った彼
実は出会いもあったんです。同じスクールの男性なんですが、私より少し若くて、日中は会社員をしているけれど、副業として物販にチャレンジしているという彼。
同じころにスクールに入って(スクールの講義はオンラインでしていました。顔出しが条件でした)同じ悩みや壁にぶつかって。インスタのメッセージでよくやりとり(ほとんど愚痴大会)をしていました。
スクールが主催したマルシェで初めて会って意気投合。お互い電車で1時間半くらいの場所に住んでいることが分かり、ときどき会っています。
彼は独身で、一度も結婚したことがない草食系。昔なら選ばなかったタイプだけど、自分で稼げるようになってくると男性の好みも変わるのか?癒し系の彼に和んでます。話も合うし、今の私が求めている男性。
彼も私のことを「美人で明るくて頼もしい」なんて言ってくれます(笑)。今は友達以上恋人未満の関係ですが、恋人になるのは時間の問題だと思っていて・・・。ビジネスも彼との関係もじっくり育てている最中です。
離婚して良かった
今思うと、離婚は自分がやりたい事と自由への切符でした。結婚でおざなりにした私の「やりたい」「好き」にしっかり取り組む覚悟をくれました。
チャンスがあったら、思いっきりチャレンジすべきです。やめること。始めること。どちらも遅いということはありません。
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