妻から突然、別れを切り出された
28歳で結婚して59歳で熟年離婚をしました。息子が一人いるのですが、息子の結婚式を見届けた後、夫婦で話し合って別れました。離婚は妻の希望です。別れたいと言われた時は、本当に驚いたしショックでした。
同じ会社でずっと真面目に働いてきたし、浮気もなかったし、暴力ふるったこともありません。妻は理由をいろいろ言っていましたが、要するに私は夫として失敗したのだということだけが意識に残っています。
しばらく鬱々と暮らしたが
情けない話ですが、しばらくは鬱っぽくなりました。病院に行ってみましたが、「ちゃんと仕事にも行っているし、こうやって会話もできるし、あなたは深刻な状態ではない。大丈夫ですよ。趣味を作ったり、ペットを飼ったり、新しいことを始めてみたらどうですか?」という助言。「お友達や新しい恋人を作るのもいいですね。自信を持ってください」とも言われました。
マッチングアプリに何気なく登録
寂しさを紛らわせるためにネットサーフィンをしていて、マッチングアプリをみつけました。たくさんあって、みんな気楽に出会っているんですね。こんな世界があるとは・・・。私が結婚生活を過ごしている間に世の中は変わっていました。
アプリでは登録しないと見られない情報があるので、私も色んな女性の情報をみたくなって、登録してしまいました。あれはよくできているシステムですね・・・
プロフィールを書くときに、自分の強みについて改めて考えました。仕事をしていたのは良かったですね。子供が成人して手を離れているのも、恋愛対象としてはグッドポイントではないでしょうか。離婚歴がどう映るかは人によるでしょうが、「私と結婚した女性がいた」というのは、ある種の信用ではないかと思いました。あくまで主観ですが・・・。
課金制アプリの落とし穴
あまりお金をかけたくなかったので、最初は月額固定ではなく、課金制のアプリに登録しました。「使いたいときだけ」「すぐに使える」みたいなうたい文句に安心感を覚えました。
登録した翌日には「こんにちは」とメッセージをもらい有頂天に。30代後半の女性で会社員をしているとのこと。私は趣味に「野球観戦」と書いたので、関心をもってくれたそうです。そして贔屓のチームや、注目している選手、大谷選手のことなど、メッセージ上でやりとりをたくさんしました。話が盛り上がり、楽しかったですね。
それでデートのお誘いをしたのですが、「すみません、会うのはもう少し、メッセージでお話してからがいいです」とのこと。慎重でしっかりした女性だと感じました。悪い印象はなかったです。
それから3週間もこの状態が続きました。毎日いろんな話題で会話をするんですが、一向に会ってはくれません。課金制ですから、メッセージにお金がかかります。それでだんだん疑う気持ちがでてきて聞いてみました。「サクラですか?」。彼女からは「違いますよ。でもそんな風に言われたのはショックでした」と・・・。それからはメッセージに返信をくれなくなりました。証拠なんてないんです。でもあっさりサヨナラされたことを考えても、彼女は課金を促すサクラだったのでは・・・と今でも思っています。どちらにしろ会えなかったのなら同じことですね。課金制はメリットもありますが、課金制ならではの落とし穴がありますね。
人数を誇る大手マッチングアプリに登録
後で分かったことですが、課金制タイプはサクラが多いそうなので、定額制のアプリに登録してみました。国内でも多くの会員数を誇るもので、会員は若い人が中心です。でも私のようなシニアの登録者数も多いとの触れ込みだったので、期待しました。やはり数が多ければチャンスも多いわけで。
そこで知り合ったのが40代の歯科助手をしている女性。メッセージのやりとりの後、会うことになりました。会うところまで進んだのは初めてで、少し緊張しました。
お酒が好きだというので居酒屋で落ち合いました。なぜ私に会ってくれたのか聞いてみると、落ち着いている大人の男性を求めているとのこと。30年間、一人の妻と連れ添っていた過去も、信用できる人だと感じたそうです。意外でしたが嬉しかったです。他にはどんなアプリを使ったことがあるか、なぜ相手を探しているのかなど、お互いの情報を探り合うような話題で、初日は終わりました。
でも次に会ったときにアレ?と思うことがありました。女性は「独身が長いと自然とそうなる」と言って、将来に備えて投資の勉強をしていると話しだしたんです。関心を持っているのは暗号資産で、「その道に詳しいお友達夫妻に教えてもらったんですが、すぐに増えました。ちょっと怖いけど嬉しくて。おすすめですよ。」そう言ってアプリを見せてくれました。
これで私はすっかり萎えてしまいました。「投資の勧誘」目的で私を誘い出したと感じたのです。その方とは、以降会っていません。私の反応が素っ気なかったせいか、あちらからもピタリと連絡が来なくなりました。
シニア向けのアプリにチャレンジ
体験して思ったのは、真剣に活動している人に出会うことの大切さです。登録だけして全く活動していない人、勧誘目的、お金目的、女性なら「ヤリモク」と言われる体の関係目的の人を避けるのも大変みたいですね。
それで試しに、熟年者向けのアプリにいくつか登録してみました。偏見ですけど、熟年者は若者みたいにお金や性に対してガツガツしていないし、私たちの世代でアプリを使うのは心理的にハードルが高いじゃないですか?それでもチャレンジするのは本当に相手を探しているからじゃないかと。年寄り扱いされるのも嫌だったので、50代以上など年齢制限があるものや、再婚目的の人限定ものに登録してみました。
熟年者向けで知り合った女性と交際
そこで現在おつきあいしている女性に出会いました。再婚目的の人限定のアプリで知り合いました。離婚歴のある55歳の女性で、お子さんは成人されています。条件は私と同じです。
彼女と話していて気楽なのは、前のパートナーや子供の話ができることです。いくら別れたといえ、元家族は存命ですから、孫が生まれた話や、前のパートナーがかかった病気はこんな感じだったとよ、とか何気なく前の家族が話題になることがあるんです。なにせ30年も一緒に暮らしていましたからね。前の家族の話題を完全にシャットアウトするのは、私の30年の人生にフタをするのと同じこと。現実には難しいです。何も話せなくなっちゃいますよ(笑)。彼女の方も同じで「娘一家が温泉に行こうって言ってくれたので、来週行ってきますね」とか教えてくれます。こういう関係は気楽で、とても助かっています。
熟年男のパートナーに欠かせない条件
同世代の女性はやはりいいです。我々世代のパートナーは、過去も受け入れてくれる人でなくてはいけません。自分も相手の過去を受け入れます。それはある程度人生の酸いも甘いも経験した人でないと、演技やフリではできないことですよね。
アプリはとても役に立ちました。自分の周りにいない人にも会えるので、システム自体は素晴らしいと思います。ただ強み弱みをしっかり見極めるのが大切ですね。どんなタイプの人が会員に多いかが肝心で、入ってみないと分からないので、たくさん試していいと思います。私の場合は自分に合う方法を模索して失敗もしましたが、あきらめずに続けて今のパートナーに出会いました。
彼女とこれからどうなるか分かりませんが、とても幸せなんです。重い腰をあげて正解でした。努力が報われたと感じています。
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