私が長年望んでいた結婚相手
イベント関連の会社に20年以上勤めています。人に会うことが多いし、性格は社交的だと思います。
しかし女性と交際したことはあっても結婚したことはありませんでした。仕事も安定していますし、容姿は普通だと思っていますが、人には「理想が高すぎる」とよく言われてました。相手に求める条件が多いと。
私が長年求めていたパートナー像は、一般的なものです。そこそこ若くて、そこそこの学歴、そこそこの容姿、そして自分に合わせてくれる女性が理想。子供が欲しいし、できれば仕事はパート程度、基本的には家にいて欲しい。保守的だと分かっていますが、自分に嘘はつけないので、このイメージでずっと相手を探してきました。平均的な男の本音ではないでしょうか。
若い女性とデートをして感じていたこと
ただ私の場合、相手をみつけられずに50歳になってしまいました。今思うと、無理していましたね。頑張りすぎ。紹介してくれる人にも何度か指摘されていたのに、真剣に聞いていませんでした。
46歳のときに、29歳の女性とデートした時のことをよく覚えてます。私が歯医者に行った話をすると「へえ、虫歯があるんですか?」と聞かれ「虫歯になったことない?」と聞くと「ないですねえ。フッ素世代ですから」なんて言われました(笑)。いやいや、今の子でも虫歯はあるはずだけど、この「〇〇世代ですから」という一言が、妙にグサリとくるんです。
若くてしっかりした女性たちは、例えばチケットを取ったり、クーポンを使ったり、あらゆるデジタルサービスやアプリを使いこなしていて、「使わないの?」みたいな悪気のない一言を投げてきます。男としてリードできない場面が、多いと感じました。うんざりした雰囲気を隠さない人もいましたね。おじさん気分をとことん味わいましたよ。こういうのが続くと疲れてくるんです。お互いのためにもならない。ロマンチックや恋愛というムードが生まれる以前の問題でした。
ジェネレーションギャップを超えられる人とそうでない人がいると思います。私はなかなか自分で認められませんでしたが、間違いなく後者「世代間のずれにストレスを感じる人」でした。
本当に子供が欲しいのか?50歳になって考えたこと
そうして50代に突入してしまったのですが、50歳になると、自分でも否定できない老いを感じました。もちろん若くないことは、ずっと前から承知していましたが、50代は一つの節目。心理的に。一気に気持ちが歳をとりました。初老の入口に立ったと自覚したんですね。
私は高いお金を払って結婚相談所に登録していたんですが、50歳になると女性からの見られ方も紹介をされる人も変わりますね。最初はそれが辛かったのですが、私なりにいろいろ考えました。
まず、自分の価値観ですね。子供が欲しいのかどうかとか。もちろんいれば嬉しいですけど、この年になると、子供で苦労する同年代も増えてきます。親になることは素晴らしいことですが、自分の場合は、いい親になっていていい子供ができている幻想を抱いていないか?いいことばかりじゃないぞ子育て。色んなニュースも聞くし。そもそも親になれる男なのか?なんてことを考えたんです。一般的な家庭像にこだわらなくても幸せなんじゃ、と感じ始めました。大きな心境の変化です。
以前なら「あきらめるな!」と自分に発破をかけて、もっと意地になっていたでしょう。でも「世間の普通」「勝ち組像」にこだわらなくてもいいと思ったとたん、急に憑き物がとれたような、自分は無理していたんだなと認めることができて、楽になりました。
女性を見る目に変化が
心境に変化がおとずれると、今までは紙に書かれた年齢や学歴だけを見て判断し、会わなかった女性にも目をやるようになりました。そのころ紹介されたのが、私と同い年のピアノ講師の女性。私立の音大を出ていて高齢の親元で暮らしている結婚歴のない人でした。
写真を見ると上品な感じの人です。地味ですけど美人だなと思いましたね。いかにもピアノを優しく教えてくれそうな人。信頼できるきちんとした感じの女性。
以前だったら、子供が欲しいという気持ちが強かったので、45歳を過ぎた女性は完全に対象から外していました。芸術肌の人にも何故か根拠のない苦手意識を持っていました。私の周りにそういう人がいなかったからかもしれません。
出逢って二か月でプロポーズ
このピアノ講師の女性が私の妻になった人です。相談所が手配してくれたホテルのティーラウンジで会いました。ホテル空間が似合う人でしたね。
基本的には私が話していました。彼女は頷いたり、笑ったりが多かったです。口数が少ない人。でもピアノの話になると、いろいろ話してくれました。笑顔が素敵でしたね。大勢の前でグランドピアノを弾いたりもするらしいんで、度胸のある人だと思いましたよ。「慣れですよ」って言いますけど私には無理だ(笑)。
とてもいい印象で、その後も私からデートに誘い、食事をして、ハグしたり手をつないだり、キスくらいまではしました。でもそれ以上は手を付けずに、出会ってから2か月くらいでプロポーズしました。
50代になって、求めるパートナー像が変化した?
年齢を重ねると、価値観や望む生活が変わって、求めるパートナーのタイプも変化する。そういうのを私は経験しました。
色んな女性に出会ったのはいい経験でした。自分がどんな男か分かりますからね。会って話さないと「実際の自分」が分からないですから。
私が女性たちから学んだのは、自分はとても負けず嫌いで、女性に尊敬されたい、頼られたい気持ちが人一倍強い男だということ。それなのに、この世で一番の武器「若さ」「新しさ」を持っている女性と対等でいようなんて、身の程知らずだったということ。
同世代の妻とは肩肘はらずに生活できて幸せです。クーポンコードのページをなかなか探せなくても妻は馬鹿にしません(笑)二人のペースで楽しく暮らせています。大感謝ですね。
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