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67歳の男性が再婚を決めた理由

67歳の男性が再婚を決めた理由

順調だった人生におきた思いがけないこと

 こんにちは。私は数か月前に50代の女性と再婚をしました。皆様の参考になるかどうかはわかりませんが、その話を少しさせていただこうと思います。

 その前に、私と前妻の出会いについて簡単にお話をいたします。妻とは同じ大学の同級生として知り合いました。薬学部だったのですが、今と違って私の通う大学では女子学生はそんなに多くありませんでした。妻はなかなか可愛らしかったので、競争率は高かったのですがなんとか射止め、卒業をしてすぐに結婚をしました。

 子供は女の子が一人です。二人目はできませんでした。その娘も薬剤師になっています。医療系の会社に就職し、そこで知り合った同期の男性と結婚して今に至っています。娘夫婦が勤めている会社は世界中に注射針などの医療消耗品を輸出していて、彼らもすぐに海外赴任となりました。今は南米に駐在しています。子供もおりまして、男の子が二人います。

 私は結婚、就職、子供、孫と、人生のステップを順調に歩んできた幸せ者です。ただ、妻がガンになり、わずか64歳で他界したことは、全く予想外の悲しい出来事でした。

 そのとき私自身も64歳で、一般的には仕事を退職し、これから夫婦水入らずですごそうと考えるタイミングでした。その時期に妻に先立たれ、子供は海外、仕事もまもなく卒業と、急激に環境がかわり、まったくの一人になってしまいました。

没頭した趣味

 しばらくして会社を完全に退職し、私は読書や散歩、一人暮らしの料理などに時間を費やしました。もともと歴史が好きで、歴史書や史跡巡りなど、仕事で後回しにしていたことを熱心にやりました。

 でも何年間も続けられるものではりません。どこに行っても一人。バス会社がやっている1日観光プランのようなコースが好きなのですが、行けばたいていみなさん夫婦で参加しています。私一人だと、食事の席の配分なんかも気を使わせてしまって、肩身がせまい思いをすることはしょっちゅうでした。気にしなければいいだけなのですが、私は結婚が早かったので、一人で行動するのになれていないのだと気づかされました。一人だというだけで、今までにないコンプレックスを感じました。

パートナーをみつけようと決意

 自分は一人でいることが苦手だと自覚したので、第二の人生をともに歩んでくれるパートナーを探そうと考えました。

 同じ趣味の史跡巡りバスツアーで、運命の出会いがあればよかったのですが、残念ながらそういう機会はありませんでした。なのでもっと現実的に、シニア向けの相談所に登録してお相手を紹介してもらいました。

この年齢で自覚した「恋愛経験不足」

 私は相談所や女性を紹介されるということも全て初めてです。独身時代が長かった人にはきっと何でもないだろうことも、私にはとまどいの連続でした。

 若い頃、運よく妻とスムーズに交際と結婚まで至ったために、思えば女性をくどいたり、失恋をしたり、男として大きな敗北感を味わったり・・・ということを、十分に経験せずに生きてきたと思います。

 この年齢で、女性を射止めるのはそれなりの覚悟と努力が必要でした。やはり女性も若かったり財力があったりする男性の方がいいですからね。自分の価値を再認識させられるのは、それなりにつらいことです。落ち込むこともありました。

紹介されたパートナー

 何人かの女性を紹介されましたが、紹介者は私のプロフィールのどこかのポイントにあわせて女性を決めているようでした。出身地が近かったり、趣味が似ていたり、伴侶をガンで失うという経験が同じだったり、です。

 私が再婚した女性は、私と同じ業界で働いてきたという共通点がありました。彼女もある大学の薬学部を卒業した薬剤師で、前のご主人と離婚をして以来、一人で生きてきた女性。出産と育児の経験はありませんでした。

 他の女性よりも会話がはずみ、共通の話題も多く、リラックスできました。価値観も似ていると感じました。

数名の女性と会って自覚したこと

67歳の男性が再婚を決めた理由

 私は結局、薬の世界しか知らない人間なんです。仕事仕事の人生でしたから。話題が少なく、狭い世界で生きてきたんだな、と実感したものです。

 今の妻とは、その点においてとても気楽でした。妻は今も薬剤師として仕事を続けており、私も彼女のおかれている状況や仕事内容をある程度は理解できます。

 妻もそこを気に入ってくれたようで、曰く「女が資格なんかもって、バリバリ働いているのを煙たがる男性は私の世代には多い。」とのこと。私も保守的な方だと思いますが、妻のキャリアや仕事に対する理解がある程度できたために、結婚まで進められました。

60代の男は何を売りにするのか

 若い男性よりも、経験豊富で思慮深い男でありたいと思いますが、実際はどうなんでしょうかね。

 自分の人生をふりかえると、自分で思っていたよりも、知っていること、経験していることは少なく、また小さいことだと感じました。

 女性を射止めるために売りにできるものは多くないということです。でも長年、仕事を頑張ってきたというのは本当です。気づいたら仕事の経験だけ。私の世代は多いんじゃないですかね。趣味も全力って格好いいですが、実際にそんな人生を歩めた人はあまりいないのではないですか。

 だから私の世代の男性が自分を売りにするなら、やはり仕事体験がベースになる人が多いと感じています。本当は男は中身だとか、人格だとか言ってみたいですが、なかなかそういう感じではないですね。でも仕事に時間と労力を捧げてきた生き方の何が悪いのでしょうか。だから家も建ち、子供も育ち、社会的な信用を築けたわけですから。

熟年男の再婚とは

 熟年男の再婚は、自分の生き方を再評価してくれる人との出会いですね。私は再婚相手を探すところから始めて自分を見つめなおしました。

 今までは仕事人間でしたが、新しいことにも挑戦してみようという気が芽生えてまして。何をするかは検討中ですが(笑)。でもしおれていくだけだと思っていた老後に活力がでて、再婚してとても良かったと思っています。

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